●包装についての考え方

■脱気真空包装を採用について
コーヒー豆を酸化させる一番の要因は「酸素」です。 包装内に酸素が混在した状態は、劣化を早める原因と考えております。
そのため、包装時に脱気して真空パックすることで、一度酸素を完全に排除してコーヒー豆と香気成分のみを閉じ込めております。
真空状態が解けて、袋が膨張することがありますが、仕様ですので品質に影響ございません。
また、焙煎度や豆の種類によっては香気成分の放出量が激しいものもございます。その場合は二酸化炭素を一定量吸収するエイジレスを当方の判断で封入しております。

■排気包装を採用しない理由について
最近トレンドでは包装袋がコーヒーから放出されるガスにより破裂しないよう、空気を排出する特殊なバルブもしくはテープを搭載した包装袋が採用されております。
しかし、これを採用する懸念として、最終的に袋内に豆しか残らず、すべてのガス(酸素と香気成分)が抜けて干からびてしまいます。
コーヒーは生鮮食品ですので、早く飲むことを前提においた発想だと思いますが、熟成の概念やできるだけ破棄することは避けたいとの思いから、当店では排気包装を採用しておりません。

●焙煎についての考え方

■50℃お湯洗い焙煎の採用について
当店では生豆の汚れを落とし、見えないカビ豆の顕在化と排除し、生豆の活性化(発芽)を促すため、焙煎前に50〜60℃以内のお湯で生豆を洗っております。
そうすることでクリーンさが増し、賞味期限が長くなると考えております。
※自動販売機用のリーズナブルシリーズは除く

■表面的な焼きムラについて
焙煎前にお湯洗いをすることで、一粒一粒が異なる給水具合になります(個性)。そのため、表面的なムラが発生することがございますが、品質に影響はございません。